- 当院の予防接種について
- 予防接種の一覧・料金
- インフルエンザワクチン
- 高齢者インフルエンザワクチン
- コロナワクチン
- 肺炎球菌ワクチン
- 高齢者肺炎球菌ワクチン
- 帯状疱疹ワクチン
- HPVワクチン
- MRワクチン(麻しん・風しん混合)
- おたふくかぜ(ムンプス)ワクチン
- B型肝炎ワクチン
当院の予防接種について
予防接種は、病気の発症予防や、万が一かかった際の重症化を防ぐことを目的に行われます。
ワクチンを接種することで、患者様の体には特定の感染症に対する免疫が作られます。
感染症の中には、深刻な後遺症や合併症を招き、時には生命を脅かすものもあるため、予防は非常に重要です。
当院では、インフルエンザ、肺炎球菌ワクチン、風しんといった様々な予防接種に対応しております。
特に、ご高齢の患者様や体の抵抗力が低下している方は重症化のリスクが高いため、積極的な接種をお勧めします。
任意接種のワクチンであっても、その重要性は定期接種と変わりありません。
当院での予防接種をご希望の患者様は、お手数ですが事前に当院へお電話にてご予約ください。
予防接種の一覧・料金
| 予防接種の種類 | 接種回数 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| インフルエンザワクチン | 毎年度1回のみ ※13歳未満の方は2回接種が必要です |
2,800円/回 (開院記念価格) |
| 高齢者インフルエンザワクチン | 毎年度1回のみ | 1,000円 |
| コロナワクチン(任意) | 1回 | 16,000円 |
| 高齢者コロナワクチン | 毎年度1回のみ | 4,600円 |
| 高齢者肺炎球菌ワクチン | 1回のみ | 2,000円 |
| 肺炎球菌(ニューモバックスNP®) | 5年毎に接種 | 7,600円 |
| 肺炎球菌(プレベナー13) | 1回 | 10,000円 |
| 帯状疱疹(生ワクチン) | 1回 | 8,500円 |
| 帯状疱疹(不活化ワクチン)シングリックス | 2回(2ヶ月間隔、場合により6ヶ月まで延長可) | 1回 20,000円 |
| HPVワクチン(市の補助がある方) | 3回 | 無料 |
| MRワクチン(麻しん・風しん混合) | 接種歴に応じて1回〜2回 | 9,500円 |
| おたふくワクチン | 接種歴に応じて1回〜2回 | 6,000円 |
| B型肝炎ワクチン | 3回 | 1回 5,500円 |
インフルエンザワクチン
インフルエンザに感染すると、38℃以上の高熱や関節痛、頭痛といった症状が突然現れます。
ご高齢の患者様や抵抗力が低下している方は、肺炎を併発するリスクがあり特に注意が必要です。
当院では流行に備え、全ての患者様に10~12月頃のワクチン接種を推奨しています。
高齢者インフルエンザワクチン
インフルエンザの重症化を防ぐため、65歳以上の患者様は、お住まいの自治体によっては接種費用の一部が公費で助成されます。
また、患者様ご本人だけでなくご家族など周囲の方も接種することで、職場や老人ホームといった集団での感染拡大防止が期待できます。
WEB予約、お電話、窓口でご予約をお取りください。
予約をお取り頂いた方に、予防接種に関するご説明をいたします。
コロナワクチン
コロナの重症化を防ぐために、65歳以上の患者様は、お住まいの自治体によっては接種費用の一部が公費で助成されます。
ご予約は、当院の窓口かお電話にて承ります。
その際に、予防接種に関する詳細をご説明いたします。
インフルエンザワクチンとの同日接種をご希望の患者様は、お電話で事前にお知らせください。
肺炎球菌ワクチン
当院の肺炎球菌ワクチンは、肺炎などの感染症の発症予防や重症化防止に有効です。
接種後、患者様の体内で約3週間かけて抗体(免疫)が作られます。
まれに接種部位の痛み、腫れ、赤みといった副反応が現れることがありますが、通常は5日ほどで自然に治まります。
高齢者肺炎球菌ワクチン
ご高齢の患者様や抵抗力が低下している方は、肺炎球菌に感染すると重症化しやすくなります。
そのため当院では、ワクチン接種による発症予防を推奨しております。
定期接種の対象となる患者様は、お住まいの自治体によっては費用の補助が受けられます。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、水ぼうそうの原因となる「水痘・帯状疱疹ウイルス」が再活性化することで起こり、皮膚の痛みや発疹、神経痛などを伴う疾患です。
特に50歳以上では発症率が高く、帯状疱疹後神経痛(PHN)といった長引く痛みが残ることもあります。
当院では、帯状疱疹の発症・重症化予防のため、2種類のワクチンから選んで接種いただけます。
生ワクチン(1回接種)
1回の接種で予防効果が期待でき、費用を抑えて接種したい方に適しています。
まれに接種部位の腫れや発熱などの副反応が出ることがありますが、通常は数日で治まります。
不活化ワクチン(2回接種)
予防効果が高く、特に重症化や帯状疱疹後神経痛(PHN)の予防に優れています。
2ヶ月間隔で2回の接種が必要で、免疫低下のある方でも接種しやすいワクチンです。(状況により2回目を6ヶ月まで延長可)
HPVワクチン
HPVワクチンは、子宮頸がんの主な原因とされるヒトパピローマウイルス(HPV)感染を予防します。
対象年齢や接種回数はワクチンの種類や年齢によって異なりますが、定期接種の対象となる患者様は、公費助成により無料で接種できます。
将来の子宮頸がん予防のため、適切な年齢での接種を推奨しています。
MRワクチン(麻しん・風しん混合)
麻しん(はしか)や風しんは感染力が非常に強く、重症化すると肺炎や脳炎などを引き起こすことがあります。
MRワクチンは、麻しんと風しんの予防に有効な2種混合ワクチンで、流行予防の観点からも地域全体の接種率向上が重要です。
妊娠を希望される女性は、風しん抗体検査とあわせての接種がおすすめです。
おたふくかぜ(ムンプス)ワクチン
成人のおたふくかぜは、精巣炎による不妊やムンプス難聴など、重い後遺症のリスクが高いことが知られています。
そのため、小児期に2回接種が完了していない方や、子どもと接する機会の多い方では、成人でも追加接種を行う意義があります。
特に接種を推奨する方
- 接種歴が不明、または1回のみの方
→ 1回では免疫が不十分なことが多く、合計2回で免疫が安定します。 - 医療従事者・保育/教育関係者・妊娠を希望する女性とその配偶者
→ 周囲の子どもや妊婦への感染拡大を防ぐため。 - 不妊や難聴などの後遺症を避けたい方
→ 発症後は、治療で後遺症を防ぐことが難しいことがあります。
B型肝炎ワクチン
B型肝炎ウイルス(HBV)は、血液や体液を介して感染し、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝がんの原因になることがあります。
B型肝炎ワクチンは感染予防に有効で、0か月、1か月、6か月の計3回接種で抗体獲得を目指します。
医療関係者、介護職、海外渡航予定の方、妊娠を希望される方にも接種が推奨されます。

