- 肥満外来・ダイエット外来について
- 肥満外来
- 肥満外来・ダイエット外来はこのような方におすすめです
- BMIがいくつ以上だと肥満になる?基準について
- 肥満が原因となる病気
- 肥満外来・ダイエット外来で行う検査
- 肥満外来・ダイエット外来で行う治療
- 肥満外来・ダイエット外来の費用
- よくある質問
肥満外来・ダイエット外来について
当院の「肥満外来・ダイエット外来」では、医学的な視点に基づき、健康面の改善を目的とした減量サポートに加え、見た目やライフスタイルに合わせたダイエットのご相談にも対応しています。
肥満は糖尿病・高血圧・脂質異常症などのリスクを高めますが、医学的ダイエットは、単なる体重減少だけでなく、将来的な病気の予防にもつながります。
「運動が苦手」「食事制限がうまくいかない」「リバウンドを繰り返している」といったお悩みに対し、薬物療法を中心とした無理なく継続できる方法をご提案いたします。
肥満外来
当院の肥満外来は、自費診療を原則としておりますが、糖尿病と診断された場合には保険診療で治療が可能となります。
健康体重を目指す治療ですので、BMI21以下の方への処方は行なっておりません。
肥満外来・ダイエット外来はこのような方におすすめです
- 健康診断で血圧、血糖値、尿酸値、脂質などの異常を指摘された患者様
- これまでのダイエットでリバウンドを繰り返してこられた患者様
- 最近の急な体重増加やお腹周りが気になっている患者様
- 内臓脂肪が気になる、またはウエストが基準値(男性85cm以上、女性90cm以上)を超えている患者様
- 年齢とともに痩せにくくなってきている
- 忙しくて運動の時間が取れない(運動不足)
BMIがいくつ以上だと肥満になる?基準について
BMI(ボディマス指数)とは、患者様の体重と身長から肥満度を客観的に評価する指標です。当院では、見た目による主観的な判断ではなく、この医学的根拠のある数値を用いて肥満を診断します。これにより、患者様一人ひとりに適した治療をご提案することが可能となります。
BMI | 判定 |
18.5未満 | 低体重 |
---|---|
18.5以上 25未満 | 普通体重 |
25以上 30未満 | 肥満1度 |
30以上 35未満 | 肥満2度 |
35以上 40未満 | 肥満3度 |
40以上 | 肥満4度 |
肥満が原因となる病気
肥満は、患者様の体に大きな負担をかけ、様々な病気を引き起こす要因となります。ここでは、肥満が原因となりうる代表的な疾患についてご説明します
糖尿病
肥満の患者様の脂肪細胞からは、インスリンの効果を妨げる炎症性サイトカインが分泌されます。これがインスリン抵抗性を引き起こし、2型糖尿病の発症リスクを高めるのです。
脂質異常症
肥満の患者様は、トリグリセリドやLDL(悪玉)コレステロールが増加し、HDL(善玉)コレステロールが減少する脂質異常症を発症しやすくなります。
睡眠時無呼吸症候群
肥満によって患者様の首周りに脂肪がつくと、気道が圧迫されることがあります。その結果、睡眠中に呼吸が繰り返し止まる睡眠時無呼吸症候群を発症し、良質な睡眠が妨げられます。注意力の低下や日中の強い眠気などを引き起こし、患者様の日常生活に支障をきたす場合があります。
心血管疾患
肥満は、冠動脈疾患や高血圧といった心血管系の病気のリスクを増大させます。これは、増加した体脂肪が患者様の心臓に負担をかけ、動脈硬化を促進するためです。
関節疾患
肥満は、患者様の腰や膝などの関節に過剰な負担をかけ続けます。その結果、軟骨がすり減って変形性関節症などを引き起こし、関節の腫れや痛みの原因となるのです。
癌
肥満の患者様は、乳癌、大腸癌、前立腺癌といった特定のがんを発症するリスクが高まります。これは、脂肪細胞から分泌される増殖因子やホルモンが、がん細胞の増殖を促すためです。
このような病気を予防・改善するため、体重管理は非常に重要です。そのためには、継続的な運動療法とバランスの取れた食事を組み合わせることが鍵となります。あわせて、当院で定期的に検査や健康診断を受け、予防に努めることが大切です。
消化器疾患
肥満は、患者様の肝臓に脂肪を蓄積させ、胆石症や非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)を招きます。NAFLDを放置した場合、肝癌や肝硬変に至る恐れがあるため注意が必要です。
肥満外来・ダイエット外来で行う検査
問診、診察の結果に応じて、上記のような検査を行います。

- 血液検査
- 尿検査
- レントゲン検査
- 超音波検査(エコー検査)
- 心電図検査
肥満外来・ダイエット外来で行う治療
リベルサス(内服薬)、フォシーガ(内服薬)、マンジャロ(週1回の自己注射薬)などを用いて減量治療を行っていきます。
リベルサス
リベルサスは、GLP-1受容体に働きかけ、血糖値の調整を助ける内服薬です。
フォシーガ
糖尿病治療にも用いられるSGLT2阻害薬です。脂肪の燃焼と糖の排出を促し、患者様の減量をサポートします
マンジャロ®皮下注
マンジャロはGLP-1とGIP、2つの受容体に作用するお薬です。食欲を抑えることで、患者様の減量を助けます。
肥満外来・ダイエット外来の費用
お薬代のほかに初診料(未定)と血液検査代(未定)を申し受けます。保険診療の費用は、患者様の症状や検査内容に応じて変動するため、詳しくは診察の際にご案内いたします。
【自由診療】の場合
リベルサス | |
リベルサス 3mg(2週間分) | ●●円(税込) |
---|---|
リベルサス 3mg(4週間分) | ●●円(税込) |
リベルサス 7mg(2週間分) | ●●円(税込) |
リベルサス 7mg(4週間分) | ●●円(税込) |
フォシーガ | |
フォシーガ5mg4週間分 | ●●円(税込) |
マンジャロ | |
マンジャロ2.5mg(2週間2本) | ●●円(税込) |
マンジャロ2.5mg(4週間2本) | ●●円(税込) |
マンジャロ5mg(2週間2本) | ●●円(税込) |
マンジャロ5mg(4週間4本) | ●●円(税込) |
※患者様の安全のため、当院では定期的な診察や血液検査が必須となります。
また別途、初診料(未定)または再診料(未定)を申し受けます。
よくある質問
医療ダイエットと自己流ダイエットの違いは何ですか?
医療ダイエットは医師の管理下で行うため、体質や持病に配慮した安全な減量が可能です。栄養バランスや運動指導、必要に応じて薬物療法なども取り入れ、リバウンドのリスクを減らします。
標準体重でもダイエット外来に通ってもいいですか?
はい、標準体重でも「体脂肪率が高い」「ボディラインを整えたい」といったお悩みで受診される方も多くいらっしゃいます。
男性でも肥満外来・ダイエット外来を利用できますか?
もちろん可能です。男性のメタボリックシンドロームや内臓脂肪型肥満に対しても対応しています。
運動が苦手でも痩せられますか?
はい。運動が難しい方には、薬物療法を中心とした減量プランをご提案します。
医療ダイエット薬の処方はありますか?
必要に応じて、厚生労働省に承認された肥満治療薬(例:GLP-1受容体作動薬など)を処方する場合があります。診察時に適応を判断いたします。
更年期太りにも効果的なダイエット法はありますか?
ホルモンバランスの変化による体重増加に対しても、年齢や体調に配慮したアプローチで減量をサポートします。
リバウンドしにくいダイエット方法はありますか?
一時的な体重減少ではなく、生活習慣の見直しを通じて長期的な体重管理を目指すのが医療ダイエットの特徴です。
サプリメントや漢方薬は使いますか?
必要に応じて、医師が医学的根拠に基づいてサプリメントや漢方薬を提案することもあります。市販薬とは異なる処方を行う場合もあります。
どのくらいの頻度で通院が必要ですか?
初期は月1回程度の通院が基本ですが、状態に応じて柔軟に調整いたします。
医療ダイエットの効果が出るまでの期間は?
体重や体脂肪の変化は1〜3か月で実感される方が多いです。
肥満による睡眠障害(睡眠時無呼吸症候群)も相談できますか?
はい。肥満が原因の睡眠障害やいびき、日中の眠気なども、必要に応じて検査・治療を行っています。
他の病院でダイエットがうまくいかなかったのですが通えますか?
もちろん可能です。過去の治療内容をふまえて、無理なく続けられる方法を再設計します。
肥満外来は美容目的の方も対象になりますか?
はい、美容的な目的の方も多く来院されています。医学的に安全な方法で、見た目と健康の両立を目指すサポートを行います。